新築一戸建てを購入する際「2階建てにするか3階建てにするか」で多くの人が悩むでしょう。どちらにもメリットデメリットがあり、家族構成やライフスタイル、立地条件によって最適な選択は異なります。そこで本記事では、それぞれの特徴や向いている人のタイプを解説します。住宅選びで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
2階建てってどうなの？新築で選ばれる理由と注意ポイント
新築一戸建てを建てるとき「2階建てにするか3階建てにするか」は悩みどころです。以下では、2階建ての魅力と、気をつけたいポイントについて紹介します。
エアコン代を節約できる
2階建ては、空間の広がりがほどよく、冷暖房が効きやすいのが特長です。特に1階と2階の行き来がしやすく、冷気や暖気が家の中にうまく循環します。
3階建てのように上下の移動が多くなると、冷暖房の効率も落ちがちです。冷暖房効率を重視する方には、2階建てが向いています。
家族の様子を見守りやすい
2階建ての家は、3階建てに比べてフロアが少ないため、家族の距離が自然と近くなります。小さな子どもや高齢の家族がいる家庭では、目が届きやすく安心です。階段の上り下りが少ない分ケガのリスクも減り、日々の暮らしもラクになります。
周りの建物に注意！光が入りにくいこともある
2階建てには落ち着いた住み心地がありますが、場所によっては注意が必要です。たとえば、周りに高い建物が多い住宅地では、日差しが入りにくくなることがあります。とくに隣の家との距離が近いと、1階の部屋が暗くなりがちです。
3階建てってどうなの？限られた土地でも広く住める家づくりのポイント
3階建ての家は、限られた土地を上に活かすことで、広い生活空間を確保できるのが大きな魅力です。以下では、3階建て住宅のメリットと気をつけたいポイントを紹介します。
土地が狭くても大丈夫！上に広げてスペースを確保
3階建て住宅の一番のメリットは、広い土地がなくても住まいを確保できることです。都市部など土地が高くて狭い場所では、建物を上に伸ばすことで、必要な部屋数や広さを手に入れることができます。土地代を抑えつつ、快適な生活空間をつくれるのが魅力です。
3フロアあるから、ゆとりある暮らしができる
3階建ての良さは、広さだけでなく、暮らしに「余裕」を持てることにもあります。1階に玄関や水まわり、2階にリビング、3階に寝室や子ども部屋といった使い方ができるので、それぞれの空間をしっかりと分けて使えます。
2階建てよりも多くの部屋や収納スペースを確保しやすく、趣味部屋やワークスペースをつくることもできることでしょう。
フロアを分けて家族それぞれの空間を大切にできる
3階建ては、フロアごとに役割を分けることで、家族のプライバシーを守りやすいのもメリットです。たとえば、親世帯は1階、子世帯は3階など、生活の時間帯や生活スタイルが違っても、お互いに気を使わずに過ごせます。
また、テレワーク用の部屋を別フロアに作れば、仕事にも集中しやすくなります。
3階建てにはルールも多い？建てる前にしっかり確認を
3階建てを建てるには、建築基準法や地域のルールによってさまざまな制限がかかることがあります。たとえば、防火地域では「耐火構造」にしなければならなかったり、建物の高さや窓の位置に規制があることもあります。
また、構造上の強度を高める必要があるため、2階建てよりも工事費用が高くなることも少なくありません。プランを立てる前に、地域のルールや費用面をしっかり確認しておきましょう。
2階建てと3階建てどっちがいい？家族の暮らし方で選ぶ家
2階建てと3階建て、それぞれに良さがあり、家族の人数や暮らし方によって向き不向きが分かれます。以下では、それぞれの間取りがどんな家族に向いているのかを見ていきましょう。
階段が少なくて安心！2階建てが合う家族
2階建ての家は、上下の移動が少なく、階段の上り下りがラクなのがポイントです。小さな子どもがいる家庭や、高齢者と一緒に住む場合は、2階建てのほうが安心して暮らせます。
また、家族の気配を感じやすく、コミュニケーションがとりやすいのも魅力です。広めの土地がある地域では、2階建てでも十分なスペースを確保できるため、のびのびと暮らしたい人にぴったりです。
限られた土地でも広く住める！3階建てが向いている家族
土地が狭くても部屋数をしっかり確保したい人には、3階建てがおすすめです。都市部など、土地の広さに限りがある場所でも、3フロアを上手に使えばリビング・寝室・子ども部屋・ワークスペースなど、希望の間取りが実現しやすくなります。
また、フロアごとに用途を分けられるので、家族それぞれが自分の時間を持ちやすいのも魅力です。子どもが成長してきた家庭や、仕事と生活のメリハリをつけたい人に向いています。
まとめ
2階建てと3階建ては、それぞれにメリット・デメリットがあり、家族構成やライフスタイル、立地条件に合わせて選ぶことが大切です。2階建ては階段移動が少なく家族の様子を見守りやすいため、小さな子どもや高齢者と暮らす家庭に最適です。一方、3階建ては限られた土地でも広い空間を確保でき、生活空間をフロアごとに分けて使えるのが魅力。プライバシーやテレワークスペースを重視する家庭に向いています。ただし3階建ては建築規制や費用面の注意が必要なため、事前確認が欠かせません。どちらを選ぶにしても、自分たちの暮らし方や将来のライフプランをしっかり考え、後悔のない住まいづくりを目指しましょう。この記事を参考に、理想のマイホーム選びを進めてください。
